プロフィール

愛犬の健康を守る自然療法士 小川有紀

はじめまして。
愛犬の健康を守る自然療法士、小川有紀です。

2008年、初めて我が家に迎えたチワワの「はな」が「ストルバイト結晶」と言う病気になり、動物病院からは「療法食だけを食べさせて、他の食べ物は食べさせてはいけない」と言われてしまいました。

しかし、療法食を食べたはなは血を吐いてしまいました。
それでも病院で「吐いても療法食を食べさせて」と言われたことに不信感を抱き、血を吐くことなく病気に効く食事はないかと調べてたどり着いたのが「手作り食」でした。

その後、東洋医学や自然療法を学び、自分と同じ悩みを抱える飼い主様とわんちゃんの苦しみを取り除きたいという想いから、今の仕事を始めました。

私のこの経験は、同じ悩みを持つ飼い主様の参考になるのではないかと思い、はなとの出会いから今に至るまでをまとめましたので、ご覧ください。

はなとの出会い

愛犬のはな

2008年3月6日うまれのチワワの女の子、「はな」が我が家の一員となりました。
はなとの出会いはゴールデンウィーク。
犬好きの母と私、「わんちゃんと暮らしたいね」と話し合って近所のショップへ出かけた時です。

「チワワはイヤかな。パピヨンがいい!」と言っていた母が、チワワの前から離れない。
しかも抱っこしてる!?

「チワワもかわいいね♡」とあっという間にその子の虜になってしまった母と私。

ゴールデンウィークの最終日にお迎えすることが決まりました。

ショップにいた頃とは全く別の犬のようにやんちゃで元気いっぱいのはな。

寝ている姿もかわいい、ご飯食べててもかわいい、きゃんきゃん吠えてもかわいい。
私は仕事を片付けると早く帰宅してはなと遊ぶのが楽しみになっていました。

はなの異変

そんなある日。
なんとなくオシッコの回数が多いような気がする・・・
オシッコした後も気になる様子でなめている・・・

気になって動物病院に行くと「ストルバイト結晶」と言う尿路感染症でした。

当時のかかりつけ医から「一生、療法食」と言われました。

出口の見えない迷路

暗い道イメージ

食べる事が大好きで、ご飯もおやつもあっという間にたいらげてしまうはな。
これから一生療法食しか食べられないなんて・・・

でも、病気を治す為には仕方ないのかもしれない・・・
そう思って、病院から指定された療法食をはなに食べさせました。

すると
ゲボっと大きな音を立てて吐いてしまいました。
血の混ざった嘔吐を繰り返し・・・

急いで病院に行くも
「吐いても療法食を食べさせて」
と言うひどい言葉。
ウソでしょ?血も吐いてるのに!

この獣医さんはダメだと思い、新しい獣医さんを探し、良いと言われたフードを試し、それでも良くならない検査結果。

また別のフードを・・・

出口の見えない迷路をやみくもに歩いている。
そんな感じでした。

一筋の光

出口イメージ

そんな時に書店で見つけた『症状別栄養事典』。
症状に合わせたレシピが掲載されていて、
「なんでもやろう!!」
その気持ちで、本の通りの食材で、本の通りの分量で、本の通りに続けてみました。

結果は…
3ヶ月を過ぎる頃には、結晶がすっかり見えなくなりました。

やったやったー!
嬉しい嬉しい嬉しい!!!

それから、はなが尿路感染症に悩まされる事はなくなり、食べるものが変われば身体が変わることを実感したのでした。

その後、はなのご飯はできる限り手作りするようになりました。

私の仕事もあるので、毎日毎食作ることはできなくて、作り置きをしたり、たまにはドッグフードにしたり、ベースフードにお湯をかけてお肉を足す簡単ご飯にしたり、いろいろ工夫をしながら手作りご飯を続けていました。

母も
「へぇー!そんな風にするの!」
「これおいしそうね!」
と、一緒にはなのご飯を作っていました。

順調に思えたのも束の間・・・

引越しイメージ

そんな時、仕事の都合で私が引っ越しをすることになりました。

元々はなは私が連れて行くつもりでいましたが、母から
「手作りご飯なんて面倒!」
「私にはできない!」
「はなはあなたが連れていって!」
と、きつい言葉が。
驚いてしまいました。

「はなは私が連れて行く」
と伝えると、黙ってしまった母。

え?一体何が起こったの?

数日後、今度は
「一人になるのは寂しい」
「はなは置いていって」
「ちゃんとご飯作るから」
と、全く違う事を言ってくるのです。

言うことが二転三転する母に不信感を抱きながらも、転居先では仕事が忙しくはなの留守番の時間が増えることも分かっていたので、
「はなのためにも母の元にいる方がいいのかも・・・」
と思い、母にはなを託しました。

このときは、後々とんでもない事が起きるとは思ってもみなかったのです。

新しい家族

愛犬のアンディ

2013年12月
転居先での仕事が落ち着いた頃、⁡チワワの男の子をお迎えしました。

真っ白な被毛にくりくりの黒目
短いしっぽをぶんぶん振ってる
まるで天使のような子、アンディです。

アンディは人も犬も大好きで甘え上手
⁡⁡病気知らずで元気いっぱいな男の子!

お休みの日にはアンディと一緒にカフェに行ったり、アンディと一緒に実家に帰って母やはなと過ごしたり、旅行をしたりと楽しく過ごしていました。

東洋医学との出会い

鍼

ある日、初めて行ったドッグカフェで、はなの手作りご飯のことを店員さんと話していた時
「お店に東洋医学の獣医さんが来てるから相談してみては?」
と教えてもらいました。

東洋医学の獣医さん?!
なんだかよく分からないけど、勉強になるかも!
と思い、アンディの体調も相談したかったので、すぐに診察していただきました。

その獣医さんはアンディの身体をあちこち触って
「ちょっと腰が弱いね、ハリしましょう」
と、アンディにハリを打ってくださいました。

!!!!
アンディにハリが刺さってる!!
なにこれ!すごい!

ものすごい衝撃を受け、
「先生、このハリは私でもできますか?」
とっさにそんなコトを獣医さんに聞いていました。

「身体に刺す鍼は獣医師じゃないとできないけど、刺さないハリならできるよ。
今度講座があるから受けますか?」

「受けます!」
即決でした。

この時の獣医さんこそ、私の師匠となるプラーナ和漢自然医療アニマルクリニックの森獣医師であり、動物達の為の自然医療を学ぶ最初の一歩となったのです。

猛勉強の日々

勉強イメージ

2016年
待ちに待った「刺さないハリ」の講座が始まりました。

10数名の受講者の中、私はとても緊張していました。
「東洋医学なんて全然分からない、大丈夫かな?」
「ついていけるかな?」

森先生から講座の資料と一緒に「刺さないハリ」が入ったケースが配られました。
どきどきしながらケースを開けると
見たことのない「刺さないハリ」がたくさん入っていました!

「うわー!!これが刺さないハリ!」
「使い方とか全然分からないけど、これから使えるようになるんだ!!」
「すごく楽しみになってきた!」

いざ講座が始まると、聞きなれない東洋医学の用語にとまどい、初めての触診が上手にできず冷や汗をかいたり・・・
自宅に帰ってからもアンディに手伝ってもらって復習していました。

講座の最終日、認定資格を取る為の課題が発表されました。

「わんちゃんの不調を見つけて、刺さないハリで改善させること」

課題をクリアして、刺さないハリの資格を取る!さぁがんばろう!!

大きな後悔

後悔イメージ

私が刺さないハリを学び始めた頃、アンディと一緒に実家へ帰ることが決まりました。
私と母とはなとアンディとの暮らしが始まるのです!

ところがその後、はなの調子が悪くなりました。
ご飯を食べない、お水も飲まない。

母にいつもご飯はちゃんと食べてるのかを聞くと
「あぁ、まあ、普通かな。」
と少し歯切れの悪い言い方です。

「おかしいな?」
そう思いつつ、今ははなの事を考えようと病院へいきました。

すると、血液検査の肝機能を測る数値が異常に高く、測定不能と!!!

その日はそのまま入院することになり、なぜこんなんに肝機能が悪いのかを調べることになりました。

病院での問診で
「食欲はありますか?」
と獣医さんに聞かれると、やはり歯切れの悪い母。

自宅へ帰ってから
「本当のことを話して欲しい、はなの命がかかってるんだよ!」
と詰め寄りました。

母から帰ってきた答えは・・・

私が自宅を出てから朝ご飯を食べなくなった。
せっかく手作りしてあげても食べないから腹が立った。
でも、何か食べてくれないと、あなたに怒られると思った。
お菓子なら喜んで食べてくれるから、お菓子でいいと思った。

と・・・。

「ちゃんとご飯たべさせるって約束したのに!」
「ご飯食べてる?って聞いたらちゃんと食べてるよって言ってたのに!」

母の言い訳に腹が立つと同時に、はなを置いて行ってしまった自分にも腹が立ちました。

こんなことならはなを連れて行けばよかった・・・

ダブルの喜び

愛犬のはな

それからは、毎日朝と夕方に病院へ面会へ行き、手作りご飯を差し入れし、面会室で刺さないハリを行っていました。

10日後。
肝機能の数値はまだ高いけど、以前のような測定不能ではなくなり、病院に入院しているより、自宅に帰った方が早く良くなるでしょうと退院が決まりました!

退院してからも毎日通院して血液検査と処置をしてもらい、自宅では毎日刺さないハリを行いました。

そして・・・

はなの肝機能の数値は正常な値になり、「胆泥症」と言われた胆嚢の状態もよくなりました。

2017年3月。
私ははなの健康と刺さないハリの認定資格の両方を手に入れることができました。
その日、はなは元気に9歳のお誕生日を迎える事ができました。

今度はアンディが・・・

2017年5月。
今度は⁡アンディに異変が現れます。

⁡散歩に行ってもすぐに疲れる。
お出かけするとカートの中で寝てしまう。

⁡「もしかして、病気???」

⁡⁡不安と心配で病院へ行くと、先生からの診断は・・・
「重度の貧血」

⁡⁡貧血の原因をさぐると同時に輸血を始めました。

「ただの貧血なら大丈夫!
⁡アンディはすぐによくなる」
そう、なんども自分に言い聞かせました。

だけど、検査を進めるうちについた診断が「白血病」。
余命宣告も受けました。

獣医師の声は遠くなり、なにを話しているのか分からなくなっていました。

⁡カラダから血の気が引いていくのを感じて、小刻みに震えていたのを覚えています。

⁡それから、アンディの体調を見ながら抗ガン剤治療が始まりました。

⁡⁡治療と同時に自宅でのケアも始めました。

食事療法
刺さない鍼
漢方や生薬
アロマ
マッサージ

たくさんの方の力を借りて⁡「できること全て」をアンディの治療に注ぎました。⁡

愛犬のアンディ

⁡でも・・・

余命宣告から7ヶ月後の2017年12月。
アンディは、4歳2ヶ月というみじかい生涯を終えひとり旅に出ました。
アンディが旅立った日のことは、昨日のことのように鮮明に覚えています。

⁡輸血入院や抗がん剤治療。
嘔吐が続いて眠れなくなったり、呼吸がしんどくなるときもありました。

それでも、調子の良い日は抱っこでお散歩したり、⁡一緒にご飯を食べにお出かけしたり、⁡お気に入りのおもちゃで遊んだり、⁡食事療法でならったお手製の伊達巻き食べたり、⁡私の胸の上で眠ったり・・・
穏やかに過ごした日々も確かにありました。
⁡⁡
亡くなる前日に最後の入院をするまで、アンディは自分の足で立って、ご飯を食べ、排泄して遊んで・・・
あっという間に旅立っていきました。

⁡アンディ、よくがんばったね。
わたしのところにきてくれて、
ほんとうにありがとう・・・

でも、本当は、
⁡もっとお世話をしたかった。
⁡もっといっしょにいたかった。
⁡もっと⁡いろんな思い出つくりかった。

⁡アンディがいない生活は息苦しい時間ばかりで、ペットロスと言われる状態でした。

アンディはこんな私を見たら悲しむだろうな・・・
そう思っても、どうしても心と体が動かないのです。

新たな出会い

愛犬の歩

アンディが旅立ってから2カ月後、ご縁があって我が家にチワワの男の子が仲間入りしました。

アンディの闘病を経て、私にはまだ足りないものがたくさんあると気づいた私は
「この子を幸せにしてあげられるだろうか」
と不安を感じながら
「この子には充実した一生を私と一緒に歩んでほしい」
と願って「歩(あゆむ)」と名付けました。

一難去ってまた一難

小さな歩にも、病魔は容赦なくおそいかかります。
歩が生後3ヶ月のころ、まぶたに小さなデキモノが。

⁡「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」といういわゆる「ものもらい」でした。
⁡処方された目薬をイヤがることなく点眼させてくれましたが・・
⁡ちっとも良くなりません。

再び病院へ行くと「細菌性眼瞼炎」と言われて、⁡抗生剤が1種類から2種類に増えました。

それでも、全然治りません。
それどころかどんどんひどくなっていきました。

「目薬も飲み薬もがんばってるのに?」
⁡見るのも痛々しいほどにお顔はパンパンに腫れて、まぶたも鼻も口も腫れていました。
毎朝、お湯に浸したコットンで目ヤニを拭いてあげないと目が開かない状態でした。

友人から
「病院を変えた方がいい、目の病気に評判良い獣医さんを紹介する」
と教えてもらった病院へいきました。

そちらの病院での診断は
⁡「自己免疫疾患」

獣医師からは、あゆむは目・鼻・口・肛門・陰部まで腫れていて症状が重いので
⁡「抗生剤は使わずステロイドを使いたい」
と言われました。

歩はまだ生後3ヶ月で体重1kgを超えたばかりの赤ちゃんです。
こんな小さな子にステロイドを使って大丈夫なのか、この子の成長の妨げにならないのかと、⁡不安を獣医師に打ち明けると、⁡使用量は最低量で、使用期間・使用中の注意事項などしっかり説明していただき、ステロイドを使うことに決めました。

ステロイドを使い始めて、2日後、⁡歩の顔の腫れがあっと言う間に引いてきました。
⁡ステロイドの使用と同時に、⁡師匠である森獣医師に相談して食事療法を始めていました。
⁡すぐにお腹の調子を崩す歩に、免疫疾患には欠かせない「お腹を整えるご飯」です。

あゆむのご飯につかう食材の種類、ペースト状にすることや1日に食べさせる回数、ご飯に混ぜる漢方や生薬、温熱療法や刺さないハリも自宅でのケアに取り入れました。

すると、⁡目ヤニは日に日に減り口や鼻のただれも治まり、⁡ゆるゆるのうんちも少しずつ安定していきました。

そしてステロイドの開始から2週間後、「減薬」を始めました。
⁡ステロイドを急にやめると吐き気やゲリ、倦怠感などの「離脱症状」があらわれる事があるので、すこしづつ薬の量を減らすんです。

⁡そして1ヶ月後。
⁡お顔の腫れはすっかりよくなり元のかわいいお顔になり、⁡お腹の調子も安定していいうんちが出るようになり、ステロイドを卒業する事ができました。
服薬も点眼もお顔を拭くのも、嫌がらずに頑張ってくれた歩は、生後6ヶ月になっていました。

はな、アンディ、歩に教わった大切なこと

私ははな、アンディ、歩の闘病を通して、西洋医学や西洋薬による効果の早さを目の当たりにしました。

同時に、西洋医学だけでは、根本的な改善にはならないこともあると学びました。

身体の中から健康な状態にしていくためには、東洋医学や食事療法・刺さないハリといった自然療法が効果的であることも実感しています。

なにより、自然療法は飼い主さんの「手」で行う事ができるケアなので、動物達が一番信頼している人に一番安心できる場所でケアしてもらえることが、不調の改善の一番の薬になると思っています。

より効果の高いケアを目指して

複合的な自然療法

私は刺さないハリの認定を受けてから、理学療法、運動療法、オリエンタルハーブ、心療ケアなどの「身体の外から」のケアの方法を学んできました。

料理が苦手な私には「食事療法は向いてないんじゃないか」と思っていたのです。

でも、歩の自己免疫疾患で、西洋薬で症状を素早く抑えて痛みや辛さを軽くしている間に、身体の中から整える事の大切さと、西洋薬による副作用を最小限に抑えて効果を最大限に引き出すためには「食事療法」がとても良い方法だと実感しました。

「苦手とか言ってる場合じゃない!」
刺さないハリを初めてから7年、食事療法を学ぶ決意をしました。

2019年。
私は師匠である森獣医師の指導のもと、食事療法を学び始めました。

それも、新設された「犬の食事療法上級インストラクター師範」の養成講座を受講し始めました。
講座は約2年かけて学ぶ、犬の東洋医学の最高峰です。

ですが、せっかちな私は「2年もかけていられない!」と森獣医師に直談判し、1年で講座を修了できるようにスケジュールを組んでいただきました。

あまりにも内容が難しく、何度もくじけそうになったり、講座の当日にはお腹が痛くなったりしましたが、1年後には無事に講座が修了。

それからの試験は「過酷」でした。
何度も再試験を受け2022年試験に合格しました!

やっと食事療法ができる!
これからもっと健康になれる動物達を増やしていこう!
身体の中と外から動物達を健康にする犬の自然療法士として新たに出発することになりました。

はな、アンディ、歩のエールを胸に

愛犬の歩

闘病を乗り越えて6歳になった歩。

⁡病院で処方される「薬」は一切飲んでいません。

⁡ちょっとした気候の変化や環境の変化に敏感で⁡日々のケアは欠かせませんが、毎日穏やかに暮らすことができています。

我が家にやってきたはな、アンディ、歩は、いろんな病気と闘ってきました。

「なぜうちの子はこんなに病気になるんだろう?
私の何かが間違えているんだろうか?」⁡
そんな風に考えて落ち込んだこともありました。

そんな私に森獣医師は
「小川さんのところに来たら、ちゃんとお世話してもらえるから病気になる子が来てるんでしょ?
その子たちに選ばれたんですよ」
と言っていただきました。

この言葉は、先に旅立ったはなとアンディからも
「もっとがんばって!」
「もっとできるでしょ?」
とエールを送られるいるようにも感じています。

この子達に恥じないようにこれからも学び続けます。

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